ひと昔前のサロンのネイル

今やネイルと言ったら「ジェルネイル」。
そのもちのよさとデザイン性から絶大な支持を受けていますよね。
今時サロンに行ってポリッシュを塗ってもらう人ってほとんどいないと思います。

 

でも数年前までは、ジェルネイルやスカルプネイルはかなーり怪しげでした。
「ギャルの長さ出しのためにやるもので、魔女みたいな長さにするらしいよ!」とか、
「あれやると爪が呼吸できなくなって、爪が死ぬんだって!」とか、
「下手くそな人がやると、爪との間に隙間ができて、爪が青くかびてくとか聞いたよ・・・」などなど、
おしゃれ上級者もあまり手を出していない様子でした。

 

でももともと自分でネイルを塗るのが大好きな私に、成人のごほうびに、と成人式の前々日に親がネイルサロンを予約してくれました。
知人のやっていたエステサロンに併設された小さなネイルスペースで、プロのネイル、人生初体験。
小さなサロンだったこともあり、当時は「ジェル」という選択肢はなく、カラーリングをしてもらいました。

 

今考えるとすごいなぁと思うのですが、私の「蝶々と花を描いて!」という要望。
ジェルと違って間違いが許されないカラーで、とっても細かく描いてくれました。
これまたジェルと違うのが、乾くまでの時間。
完全に乾くまでお店にいるわけにもいかず、帰り道はかなりヒヤヒヤしながら財布を出したり定期を出したりしていました。

 

そう考えると、細かい絵も書きやすく、すぐ乾いて長持ちしてくれるジェルネイルの技術が進歩したのは、本当にありがたいですね。